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食育基本法成立

郵政民営化法案ドタバタ騒動の最中の6月10日に成立しました。
大きく取り上げられる事もなく決まりましたが、意義は大きな物があります。
現状のままの食生活を行っていると、国民の健康の維持が著しく損なわれ次世代の国家を支える子孫の繁栄も危ういし、それ以前に健全な家庭の崩壊が先に押し寄せて来ています。
これらの状況を脱却し、回復すべき為の法律ですが、国が音頭をとり、学校で食育を取り入れ、地方自治体、家庭、生産者、消費者、食品企業、保健所など各関連団体が一丸となって協力しあい、正しい食生活、安全な食品の知識を身につけ健康な生活を出来るよう啓蒙するものです。
スタートラインについたばかりで食育指導者の人材育成、学校、地方自治体の受け入れ社会基盤作りにも少し時間がかかるかと思いますが、確実に動き始めました。

なんで法律なのと疑問に思う人もいると思います。
恐縮ですが私の子供時代にタイムシフトして、かい摘んで話しをすれば解りやすいかもしれません。
当時は農作物も農薬の無い時代で収穫したものは虫はついていても薬害のない、今人気の有機栽培と同じです。当然ながら人の手間はかかっていました。
ハウス栽培も無く路地物でいつも旬の野菜を食べていたわけです。
肉、魚は冷凍技術が普及していませんので、近くの漁港からの水揚げしたものが市場に届き、消費者はその日その日新鮮な魚を魚屋さんで選んで食べる日常です。海も今よりきれいですから魚も汚染されていません。養豚業者も家庭の残飯を回収して飼料としていましたから、循環型リサイクルがそれなりに確立されていた面もあり、今で云うエコロジーを実践していたわけです。
この様に当時は気にしなくても安全な食物を誰もが口にする事が出来た時代です。


現在は食べ物は加工品、インスタント、レトルト、冷凍食品、輸入食品、外国食材、ファストフード、コンビニなど含め数えきれない程の食品、食材があり地物か国産品か輸入品か区別のつかない物も多々あり、加えて防腐剤、発色剤などの添加物が入り込み、生まれた時からそんな中で育った人にはどれも売っているのだから口にして安全だと信じている状況なわけです。
基が解りにくい時代になったので、皆が勉強して正しい知識を知って健康に暮らそうと云う一つの国民健康運動とでも思っていただければ良いのではないでしょうか。


この様な状況に陥るまでの原因は幾つもの要因が積み重なって来たものです。
戦後の高度成長と共に核家族化、女性の社会進出により家庭内のしきたり、料理などの継承が途絶えがちになり、物品、情報の氾濫、社会は年々複雑になる一方で調和するのも難しくなりました。
経済成長した分人の心は置き去りになり、一家団欒の機会も減り、人と人との絆になるものが失われる事が増加しています。
食は生命への第一歩のステップですから、考える価値は誰にも等しくあります。皆さんはどう感じたでしょうか、誰もが心身ともに健康的な明るい生活をしてもらいたいものです。


食育基本法の概要(附則)はこちら

食育基本法の全文はこちら(衆議院)

投稿者 yamacyan : 2005年06月22日 14:31




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