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食料輸入と環境破壊

南太平洋に浮かぶ171もの島からなるトンガ王国。
国土面積は750平方キロメートルで日本の対馬とほぼ同じ位、人口は101,100人(2006年)、日本への主な貿易はバニラ、ココナッツでしたが、1980代後半に日本と逆の気候を利用してカボチャの栽培をして、日本で収穫できない時期に日本でも食べれるようにと日本の商社が考え始まりました。


これにより日本国内で11月から出回りカボチャが年中食べられる仕組みができたわけです。日本人が好きなホクホクしたエビスカボチャで日本の種を使い栽培しているので味には違和感がありません。輸入量は15000t~20000t(最盛期)です。
トンガにとってカボチャの輸出は軌道に乗り、貿易収支の40%まで占めるようになり拡大路線の道を歩むことになります。


トンガでの主食は、タロイモ(サトイモの仲間)、ヤムイモ(山芋の仲間)、マニオケ(キャッサバ)やクマラ(サツマイモ)などのイモ類です。海から取れるや魚介類、羊のばら肉をココナッツミルクで煮た料理(シピ)、野菜などを食べています。彼らにとってカボチャは食べる習慣が無いので、単なる収入の手段にすぎないのです。


カボチャ畑を増やすために、もともとあったココナッツ林にたくさんのカボチャを作るようになり、カボチャに日がさすようにココナッツを切り倒し生産を増やしていきました。その結果、ココナッツ林を中心にした豊かな生態系が壊され、多くの植物や動物が死んでしまい、あとにはやせた土地が残り、トンガの人たちは、今までたくさん収穫していた主食のいも類までも、逆に輸入しなければならないことになっています。


今ではカボチャの輸出も4000t~2500tに落ち込み、あとに残ったものは自動車の排気ガスによる酸性雨、大量使用の化学肥料による入り江の富栄養化、大量のゴミをもたらし連鎖的に悪い環境を生み出している。日本人が食べるかぼちゃのために、南のきれいな島トンガの素晴らしい自然環境を破壊している。

投稿者 yamacyan : 2009年01月04日 18:09




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