知恵袋![]()
ここでは、食に関するさまざまな雑学をお届けします。
今回は、サンチュ。
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サンチュ/キク科
別名をカキチシャ(掻きチシャ ・ チシャ=レタスの別名)とも呼ばれる。日本に古くからあるレタスの仲間。
サンチュは、立性で、下葉を掻き取って使うところから掻きチシャという。チシャの仲間の中では耐暑耐病性ともに強い。チシャは多く茎や葉を折ると乳状の液が出ることから東西共通に乳草と呼ばれ、転じた古名「知佐(チサ)」が訛ってチシャになったらしい。
チシャの原産地は地中海、近東、中央アジア、中国など諸説ある。チシャの歴史は古く、古代エジプト時代には栽培されていた。日本でも、平安時代には栽培されていた記録が残っている。それが明治以後、サラダ菜が入り、戦後、現在の結球性「レタス」が普及する中で、チシャは忘れ去られ、昭和30年代を最後に、まったく栽培されなくなってしまった。しかし近年、焼き肉料理に向いているなどの理由から、韓国名の『サンチュ』として販売され、韓国料理人気にも乗って最近では注目の野菜となっている。
通年手に入るが、本来の旬は夏。
レタスの仲間は総じて熱に弱く、熱いものを包んで食べようとしたりすると葉がトロケたようになってしまうものが多い。しかしサンチュは葉がトロケにくく、焼き肉のような熱いものを包んでもパリッとした歯ごたえが味わえるのが特徴だ。そのため和名のカキチシャのほか特に包み菜と呼ばれることもある。
栄養的にはカロチンなどのビタミン類をはじめ、鉄分などのミネラル分も含む。生食できることから調理時の熱による損失がないのもうれしい点だ。ただし水溶性のビタミンについては水洗い時の溶出に注意する必要がある。そのほかにレタスの仲間に共通だが、包丁で切ると切り口が褐色に変色しやすいことから形は不揃いになるものの手でちぎった方がよい。
選ぶときは、鮮やかな緑色をしていてみずみずしいものを、張りがなかったり切り口が変色しているものは古くなっている可能性があるので避ける。
保存はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。