知恵袋![]()
ここでは、食に関するさまざまな雑学をお届けします。
今回は、マンゴー。
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マンゴー/ウルシ科
芳醇な香りと独特の甘さ、宝石のような色つやから「フルーツの女王」と呼ばれている。
マンゴーは、インド東部やマレー半島が原産地といわれるウルシ科の常緑潅木で、その木の高さは10〜20メートルにもなる。よく茂り、高さも10メートル以上になることから、熱帯などの暑い地方では日よけの街路樹としてもよく植えられる。
熱帯アジアでは4000年前から栽培されていたといわれ、その品種は500〜1000種ほどもある。
日本には戦前、フィリピン、台湾、ハワイから導入されたが、台風に弱く、開花期に雨が多いため炭疽病の被害が著しく、経済栽培は困難だった。その後、鹿児島県指宿市のビニールハウスのマンゴー栽培がきっかけとなり、マンゴー専業の農家も増えてきた。日本の主な産地は、沖縄、宮崎。
マンゴーは、実や花、樹皮が薬効成分を持ち、家庭での治療薬として使われることもあるが、ウルシ科に属するだけに、樹液や未熟な果実の汁が皮膚に付くとひどくかぶれることもあり、肌の弱い人やアレルギー体質の人は注意が必要である。
| ゴールデンマンゴー |
表面が黄色く、平たい楕円形をしています。その姿がペリカンのくちばしの形に似ていることろから、ペリカンマンゴーとも。繊維質や香りが少なく酸味とのバランスと舌触りの良さが特徴。 |
| アップルマンゴー | アーウィンという品種。りんごのように赤と緑の表面。果肉が柔らかく、オレンジ色で強い香りと甘みが特徴。 |
| ピーチマンゴー | オーストラリア産。ケンジントンマンゴー という品種。クリスマスフルーツとも。桃のようなかわいい色合い。見た目も他のマンゴーより丸い。クセが少ないので、マンゴー初心者にもおすすめ。 |
| グリーンマンゴー | きれいな緑色が印象的。青いが完熟している。芳醇な香りの鮮やかな黄色い果肉は、滑らかな食感と、口にひろがる甘さが魅力。 |
| キーツマンゴー | 沖縄産。普通のマンゴーよりも大きく肉厚。完熟しても青い。8月下旬から9月上旬までしか収穫できず、台風の被害も受けやすいことから幻のマンゴーとも呼ばれている。 |
マンゴーには体内でビタミンAに変換されるβカロチンを多く含んでいる。ビタミンAは、タンパク質といっしょに摂ると吸収がよくなる。ビタミンAは、目の疲れや目の乾きの防止に効果がある。また、βカロチンはビタミンCといっしょに摂るとその効果が長持ちする。マンゴーにはタンパク質もビタミンCも豊富に含まれているので効果的。
食物繊維もたくさん含まれているので、腸の老廃物の掃除をし、腸の働きを整え、便秘の解消にも役立つ。
さらにマンゴーにはビタミンB類や塩分の排出を助けるカリウム、カルシウムやミネラル分も豊富。
マンゴーに含まれている、エリオントリンと呼ばれるフラボノイドの一つである色素が、脂質の過酸化を抑制するので、老化予防、糖尿病に効果がある。
マンゴーを薄く輪切りにして天日で乾燥させたものを適量の水で煎じて飲むと、食欲不振、風邪の咳止めなどに効果がある。
しかし、食べ過ぎるには注意。栄養価が高いフルーツなので、食べ過ぎると吹き出物が出ることがあるそう。
指先で軽くおして果肉がやわらかく感じられる頃が食べ頃。冷やして食べると美味しい。
果肉が硬い場合は、常温で置いておくと追熟してやわらかくなる。その後に冷蔵庫に入れておけば数日程度は保存ができる。
仏教とマンゴー
マンゴーは紀元前5世紀ころに、仏教の僧侶により東アジアに伝えられたといわれている。また、ブッダがマンゴーの林で休息をとったという言い伝えもあり、インドでは「聖なる木」とされている。
多くの実をつけるマンゴーにあやかり、たくさんの子供が生まれるようにと葉を家の外に飾ったりもする。
さらに、インドでは、マンゴーは恋人たちに幸福をもたらす「愛の果物」とされ、マンゴーの木の下では良縁が結ばれるといわれている。