知恵袋![]()
ここでは、食に関するさまざまな雑学をお届けします。
今回は、オールスパイス。
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オールスパイス/フトモモ科ピメント属
和名は「百味胡椒」、中国では「三香子」と呼ばれている香辛料。
シナモン・クローブ・ナツメグを合わせたような香味を持っていることから名づけられた。
香りの主成分であるオイゲノールがこの3種にも含まれていることから似たような香りがするのではないかといわれている。
中南米原産の常緑高木。初夏に白い小花がたくさん咲き、5〜8mmの球状の小さな実をつける。これを未熟なうちに収穫して乾燥させる。熟してしまうと芳香が薄れてしまう。
青い未熟果は乾燥させると暗褐色になり、ペッパーの実に似ている。
中南米あたりでは古くから使われており、マヤ族は調味料や王族のミイラの防腐剤として利用していたといわれている。
ヨーロッパに伝わったのは16世紀後半ごろで、スペインの探検家がジャマイカで発見して持ち帰り広まった。当時ヨーロッパでは、シナモン・クローブ・ナツメグは高価なスパイスだったため、このオールスパイスが重宝された。またアメリカの開拓時代にも重宝されていた。
ヨーロッパや東南アジアでも栽培が試みられたが成功せず、現在でも中南米の特産となっている。主な生産国はジャマイカ、メキシコ、キューバなど。
爽やかな芳香と甘み、ほろ苦さを併せ持ったオールスパイスは様々な料理に利用できる。
ホールは、ソーセージやハム、肉料理全般、トマトの煮込み料理、シチュー、スープ、ソース、ドレッシング、ピクルスやマリネ、ニシン漬けなど。
また、パウダーにしてケーキやお菓子、ジャム、果物にかけても美味。
さらに、カレー粉の原料にも使われたり、インドや中近東、東南アジアの料理にもよく利用される。
料理以外にも、防腐、抗菌、抗酸化、精神安定などの効果があるのでポプリにも用いられる。